バイナリーオプションで順張りを狙うとき、
「今って本当にトレンド出てるの?」
「上か下か、どっちの方向が“強い”の?」
そんなふうに**“地合いの判断”**に迷った経験、ありませんか?
今回は、そんな迷いを解消するためのインジケーターコンボ——
ADX × DMI × EMAの組み合わせを徹底解説します。
この3つを組み合わせれば、
- トレンドの有無(ADX)
- どちらに強く動いているか(+DI・-DI)
- ローソク足との位置関係でタイミングが測れる(EMA)
といった具合に、順張りで勝つための“判断材料”が一気に揃います。
💡しかもこの構成、初心者でも再現しやすく、
1分足・5分足どちらでも使える万能な戦略としても人気。
今回は設定方法・見方・使い方をすべてセットで解説しますので、
「いつも地合いで負けてる…」という方はぜひ最後まで読んでみてください!
ADXとは?トレンドの“強さ”を数値で見抜くインジケーター
ADX(Average Directional Index)は、
相場にトレンドが出ているかどうか、その強さを数値で教えてくれる指標です。
実際の値は0〜100で表示され、数値が高いほど「トレンドが強い」と判断されます。
🔍 ADXの見方【超シンプルに覚える】
ADXの数値 | トレンドの強さ |
---|---|
0〜20 | トレンドほぼなし(レンジ気味) |
20〜25 | やや弱いトレンド |
25〜40 | 実戦で使える強めのトレンド |
40〜60 | 強いトレンド(トレンドフォロー向き) |
60以上 | 過熱相場(逆張り勢も増えるため注意) |
📌 ポイントは、「25を超えているかどうか」。
これをひとつの基準にするだけでも、
「今は順張りで攻めていいか?」の判断が圧倒的にラクになります。
💡 ADXの特徴
- 上昇=トレンド強化中
- 下降=トレンドの勢いが弱まっている可能性
- 上 or 下どちらに動いているかは示さない(強さだけ)
👉「方向性がわからない」という点を補うために、
次に紹介する DMI(Directional Movement Index) を一緒に使うと最強です。
DMIとは?方向性を示す“+DI・-DI”がエントリーのヒントになる!
DMI(Directional Movement Index)は、
さきほどのADXとセットで使われることの多いインジケーターで、
**「どちらの方向にトレンドが出ているか」**を可視化してくれるのが特徴です。
🔍 DMIの基本構成
DMIは、以下の3本のラインで構成されます👇
ライン | 意味 |
---|---|
+DI | 上昇の勢い(買いの強さ) |
-DI | 下降の勢い(売りの強さ) |
ADX | トレンドの強さ(方向は示さない) |
📈 こうやって使う!
状況 | 見方 | エントリー戦略 |
---|---|---|
+DIが-DIを上抜け | 買いが強い → 上昇トレンド | ハイエントリーを検討 |
-DIが+DIを上抜け | 売りが強い → 下降トレンド | ローエントリーを検討 |
+DIと-DIが交錯・横ばい | トレンド不明 or 弱い | エントリーは控えめに(見送りもアリ) |
💡 DMIのポイント
- ADXだけでは方向がわからない → DMIで補う
- DI同士のクロスが“転換のサイン”になることも
- 「ADXが25以上」+「+DI or -DIが優勢」ならエントリーしやすい地合い
EMAとは?トレンドに“素早く乗る”ための移動平均線
EMA(Exponential Moving Average)は、
価格の動きに対して反応が速い移動平均線です。
SMA(単純移動平均線)よりも「直近の動き」を重視するため、
トレンドの変化にいち早く気づけるという大きなメリットがあります。
🔍 EMAの特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
直近の価格に重みを置く | 最近のローソク足の影響が強く反映される |
SMAよりも滑らかで素早い | トレンド転換や押し目・戻りの判断に向いている |
トレンドの“追従”がしやすい | ラインに沿ってトレードする「王道スタイル」に◎ |
📈 EMAの使い方(バイナリー1分足にも対応)
- EMAが上向き&ローソク足が上に位置
→ 上昇トレンド中(ハイエントリー有利) - EMAが下向き&ローソク足が下に位置
→ 下降トレンド中(ローエントリー有利) - EMAが横ばい or ローソクが交差している状態
→ エントリーを見送る(トレンド不明瞭)
📌 EMAは、「今、どちらに動いてるのか?」を視覚的に判断しやすいので、
DMIで方向を確認 → EMAでタイミングを見るという流れがベストです。
この3つを組み合わせるメリットは?「方向・強さ・タイミング」が一目でわかる!
ADX・DMI・EMAは、それぞれ単体でも優秀なインジケーターですが、
3つを組み合わせることで“勝てる根拠”が一気に強くなるのが最大の魅力です。
🔧 役割の住み分けがハッキリしている
インジケーター | 担当 | 役割 |
---|---|---|
ADX | 地合い判断 | トレンドが出ているかどうか(強さ) |
DMI | 方向判断 | 今は上?下?どちらに動いているか |
EMA | タイミング判断 | いつエントリーするか(押し目・戻り) |
👉 この“補完関係”があるからこそ、
1つのサインだけに頼らず、複数の根拠でエントリーできるのが強みです。
🎯 実戦での具体的な流れ(順張り型)
- ADXが25以上 → 地合い良好と判断
- +DI or -DIが明確に優位 → トレンド方向を特定
- EMAの傾きとローソク足の位置が一致 → タイミング確定
この3点が揃えば、
**「よくわからないけどエントリーしてみた」**という“ノリ勝負”から卒業できます。
📌 インジケーターは「増やせば勝てる」わけではありませんが、
この構成は「迷わず判断しやすい」のがポイント。
👉 次は、実際に使うときの【おすすめ設定】を紹介します!
設定値とチャート例|1分足・5分足どちらでも使えるバランス構成
バイナリーでこのインジケーター構成を使うなら、
「反応の速さ」と「騙しの少なさ」のバランスが取れた設定がベストです。
✅ 推奨設定(バイナリー用)
インジケーター | 設定値 | 備考 |
---|---|---|
ADX / DMI | 期間:14 | MT4・Bubingaともにデフォルト推奨 |
EMA | 期間:8 または 10 | 短期トレードでは8が人気。5分足では10も◎ |
📌 1分足で使うなら、EMA8が反応良し。5分足ならEMA10で滑らかに。
EMAは実際のチャートのクセによって微調整してもOKです。
💡 チャート例

実戦での使い方|エントリーポイントの見極め方【順張り型】
この3つのインジケーターは、順張りでの“押し目買い・戻り売り”に最適です。
以下の条件が揃ったときが、もっとも“勝ちやすい”エントリーポイントになります👇
🎯 エントリー条件チェックリスト(例:ハイエントリーの場合)
条件 | 内容 | 目的 |
---|---|---|
✅ ADXが25以上 | トレンドが出ているか確認 | **“地合いの良さ”**を判断 |
✅ +DIが -DI より上 | 上昇トレンドが優勢 | 方向性の確定 |
✅ EMAより上でローソク足が反発 | 押し目から再上昇している | タイミングの可視化 |
📈 エントリー例(ハイ)
- ADXが上昇中(25以上)
- +DIが -DI より明確に優勢
- EMAで反発(ローソク足がタッチ後に陽線)
👉 この3つが揃えば高確率の上昇シグナル!
📉 エントリー例(ロー)
- ADXが上昇中(25以上)
- -DIが +DI より上(売りが強い)
- EMAにタッチ後に陰線出現 → ローエントリー候補
📌 補足: 「ADXが横ばい or 低下中」ならトレンドが失速しているので、無理に入らない方が◎
無風・レンジ相場ではこの構成の力が半減します。
よくある失敗と注意点|“揃ったように見えても騙される”パターンに要注意!
このインジケーター構成はとても優秀ですが、
条件が“なんとなく”揃ってるだけで飛び込むと普通に負けます。
ここでは、実戦でありがちな失敗例とその回避策を紹介します👇
❌ 失敗①:ADXが下降してるのにDIのクロスだけで入る
- DIクロスだけで判断するとトレンドの勢いが弱くても入ってしまう
- 結果、一時的な逆行で簡単に損切り or 判定負けになる
✅ ADXが横ばい or 下がってるときは基本スルー!
❌ 失敗②:EMAとローソク足の反発を焦って判断
- EMAを「タッチしただけ」で即エントリーすると、フェイク反発に飛び込むパターン多発
- 実際はもう1本ローソク足を待った方が良い場面も多い
✅ EMA+陽線(or陰線)確定まで待つのがセオリー
❌ 失敗③:DIがクロスしてるだけで方向性を読み違える
- +DIと-DIがクロスしてるだけだと、一瞬だけのフェイクってこともある
- 実際はその後も両方が横ばいになって、レンジに突入してしまうケースも
✅ クロス後にしっかり“乖離が広がっている”か確認!
📌 「3つの根拠がハッキリ揃ってるか?」を冷静に見る
ちょっとでも迷ったら、1分トレードでは**“入らない勇気”が勝率を守ってくれます。**
まとめ|この組み合わせが向いている人・場面とは?
ADX × DMI × EMAの組み合わせは、
「とにかく地合いが読めない…」という人にこそ使ってほしい王道構成です。
🎯 こんな人におすすめ!
✅ トレンド相場とレンジ相場の区別が苦手
✅ なんとなくの“ノリ”でエントリーしてしまいがち
✅ 順張りエントリーの根拠が薄くて不安になることが多い
✅ インジを増やしすぎて逆に迷子になってる人
🕒 こんな場面で特に強い!
- 欧州時間の前半(16:00〜18:30)やNY序盤(22:00前後)
→ トレンドが出やすいタイミングに◎ - 経済指標が出てから数分後の“落ち着いた地合い”
→ 急変直後は避け、安定してきたタイミングで強い - ローソク足がEMAに沿って素直に推移しているとき
→ EMAとDIの方向が一致していれば安心感あり!
📌 この構成のいいところは、
「迷わず入れる or 見送れる」判断ができること。
それだけで、余計な負けや“なんとなくエントリー”が激減します。
✅ この戦略をマスターしたら、次はRCI・CCIなど“タイミング寄り”のオシレーターを併用して精度を上げるのもアリ!
👉 実際の組み合わせ例はこちらの記事でも解説中:

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