【GMMA完全解説】短期と長期の“束”でトレンドを読む!おすすめの使い方Q&A(順張り・ブレイク判断)

GMMA(Guppy Multiple Moving Average)は、短期と長期の移動平均線をそれぞれ複数本表示し、相場の“本質的な流れ”を読み取るインジケーターです。
一般的な単一のMAとは異なり、“束(たば)”としての動きや拡散・収束によってトレンドの強さやブレイクの兆候を判断できます。

バイナリーにおいては、順張り戦略の強化や“ダマシ回避の補助”として機能する場面が多く、
初心者から中級者まで幅広く活用可能な視覚的ツール
とされています。

この記事では、GMMAの構造・見方・活用ポイント・注意点・組み合わせ例・Q&Aまで、
裁量トレードに取り入れやすい形で詳しく解説します。

目次

GMMAとは?移動平均の“束”で読むトレンド構造

**GMMA(Guppy Multiple Moving Average)**は、オーストラリアのトレーダー「ダリル・ガッピー」によって開発された、
12本の移動平均線(SMAまたはEMA)を短期と長期に分けて表示するインジケーターです。

それぞれのグループは「短期トレーダー」と「長期投資家」の動きを反映しており、両者の力関係の変化を視覚的に捉えることができます。


🔹 GMMAの構成

種類本数主な役割
短期GMMA(青系など)6本(3〜15EMAなど)短期トレーダーの動き(価格への反応が速い)
長期GMMA(赤系など)6本(30〜60EMAなど)長期投資家の動き(価格への反応が緩やか)

📈 トレンド構造の見方

  • 短期と長期の束が明確に分離・同方向に伸びている → 強いトレンド発生中(順張り向き)
  • 束同士が重なり合っている・横ばい → レンジ or 相場転換中(ノーエントリーゾーン)

💡 GMMAで読み取れる情報

観察ポイント読み取り方
束の幅が広がっているトレンドが加速しているサイン
束が収束してきたトレンドの終了・転換の兆し
クロスが発生タイミングによってはブレイクのサイン

バイナリーでの使い方|順張り・ブレイク・ノートレ判断

GMMAは「トレンドの視覚的把握」に長けており、
バイナリーでは順張り判断・ブレイク狙い・ノーエントリー判断のいずれにも活用できます。


✅ 使い方①|短期と長期の束が“きれいに乖離” → 順張りで狙う

  • 青系(短期)と赤系(長期)の束が明確に分離し、同じ方向に伸びている状態
     →「本物のトレンドが進行中」と見なせる
  • このとき、サインツールやMACDと併用して、順張り方向にエントリー

✅ 束の幅・角度・方向が揃っていれば揃っているほど“信頼性が高いトレンド”になります。


✅ 使い方②|束の“収束からクロス” → ブレイクアウトの兆候

  • 短期・長期のGMMAがギュッと収束 → 短期が抜けた方向へ一気に乖離する
     →「トレンド転換 or ブレイク直前」の可能性大
  • この瞬間を狙ってエントリーする“勢い型”の戦略にも活用可能

⚠️ ダマシも起きやすいため、経済指標発表時などは注意が必要


✅ 使い方③|束が重なり横ばい状態 → ノーエントリー判断

  • 短期・長期の束が絡み合って横ばいになっている相場では
     → 「方向感がない・トレンドが不在」と判断できる
  • サインツールが点灯しても、GMMAが横向きなら見送る選択が無難

他インジケーターとの組み合わせ例

GMMAは視覚的なトレンド判断に優れていますが、単体ではエントリーのタイミングが曖昧になりがちです。
そのため、タイミング系・強弱系のインジケーターとの併用によって、精度を高めるのが基本戦略です。


🔗 組み合わせ①|GMMA × RSI(逆張り回避)

  • RSIが70を超えていても、GMMAがしっかりと開いている場合は“逆張りを避ける”判断に役立つ
  • 「RSIが過熱状態でもトレンドが継続している」ことをGMMAが可視化してくれる

✅ 逆張りサインに飛びつく前に、GMMAで地合いを確認する習慣を


🔗 組み合わせ②|GMMA × パラボリックSAR(転換点の補強)

  • GMMAが収束 → 反転しかけているタイミングでSARのドットが切り替われば
     → 転換の確度が高まる

✅ 「束の動き」と「ドットの転換サイン」の両方が揃うと安心感が違います。


🔗 組み合わせ③|GMMA × ADX(トレンド強度の数値化)

  • GMMAで「見た目の流れ」を確認し、ADXで“勢いの裏付け”を取る構成
  • GMMAの束が広がっていても、ADXが低ければ「伸びないトレンド」と判断できる

“目で見るGMMA × 数値で測るADX” の組み合わせは非常に相性が良好です。

よくある質問|GMMAに関するQ&A

❓ Q1. GMMAの短期・長期は何本ずつ?設定は変えた方がいい?

A. 通常は短期:3〜15EMA(6本)/長期:30〜60EMA(6本)で構成されています。
設定はデフォルトのままで十分実用的ですが、スキャルピング寄りなら短期をより敏感に調整する
ケースもあります。


❓ Q2. 色分けがバラバラで見づらいのですが…

A. GMMAは短期と長期で“明確に色分け”するのが基本です。
視認性を高めるために、短期:青系/長期:赤系など、濃淡でグループ分けすると判断しやすくなります。


❓ Q3. 移動平均線と何が違うの?

A. GMMAは「複数の移動平均線(MA)をグループ化して束で表示」している点が違います。
単一のMAよりも、トレンドの強さ・持続性・終息のサインを読み取りやすいのが特徴です。


❓ Q4. GMMAの収束=エントリータイミングですか?

A. 一概には言えません。収束=トレンド転換の可能性がある状態ですが、
実際にどちらへ動くかは別のインジケーターと組み合わせて判断するのが安全です。

まとめ|GMMAはこんな人におすすめ

GMMAは「移動平均の束」を用いて、トレンドの強さ・勢い・転換の兆候までを視覚的に読み解けるインジケーターです。
ローソク足と線の交差を見て判断する通常の移動平均線よりも、相場の“地合い全体”を掴むのに優れています。


✅ こんな人におすすめ!

  • トレンドの信頼性を“見た目”で判断したい人
  • サインツールの背景にある“地合い”を知りたい人
  • ブレイク直前のサインを視覚で捉えたい人
  • トレンド相場での“順張り精度”を高めたい人
  • 裁量判断に“トレンドの裏付け”を加えたい中級者以上

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